沖縄・今帰仁(なきじん)村のビニールハウスで収穫予定だったピーマンおよそ30キロが盗まれ、警察が窃盗事件として調べています。

警察によりますと11日午前8時半ごろ、今帰仁村上運天(かみうんてん)のビニールハウスで、60代の農家の男性が、栽培していた収穫直前のピーマンが盗まれていることに気づきました。

農家の男性によりますと被害にあったピーマンは300個から400個で、約30キロ、時価2万円ほどだということです。

農家の男性が10日午後4時半ごろにビニールハウスを訪れた際は異変がなかったことから、10日夕方から11日朝にかけて盗まれたとみられています。

被害にあったビニールハウス(今帰仁村)

男性はこれまでにも同様の被害に遭ったことがあるということで怒り心頭です。

▼被害にあった農家 「腹立ちますよ。みんなそうだと思うけど、自分が一生懸命作ったんだから」

―ー 犯人に言いたいことは?
「商品はもう残ってないと思うから、お金持ってこい」

ビニールハウスは施錠されていて鍵を壊された形跡はなかったということですが、ビニールひもを結んで留めている隙間から人が出入りできた可能性はあるということです。農家の男性は被害が分かったあと、ある変化に気づきました。

▼被害にあった農家 「(出入口に)鍵を掛けているんだけど、(ひもの)結び目を毎回ちょこっとずつ変えてそれを覚えておいて翌朝見る。そうすると結び目が変わっている」

被害にあった農家によると ビニールを留めていたひもの結び方が変わっていた

警察が周辺の防犯カメラを精査するなどして、ピーマンを盗んだ人物の行方を追っています。