今月26日に投開票される沖縄市長選挙が19日に告示され、ともに新人で前の県議会議員の2人が立候補を届け出ました。

沖縄市長選挙には届け出順に自民・公明が推薦する花城大輔(はなしろ・だいすけ)さんと、立憲・共産・社民・社大が推薦する仲村未央(なかむら・みお)さんが立候補しています。

ともに県議会議員を10年以上にわたって務め、自民党沖縄県連幹事長、立憲民主党沖縄県連代表という要職を担ってきた2人。政治家としての経験、実績が抱負な2人による一騎打ちの構図となっています。

花城候補 「桑江市長がやりたかったはずの仕事、実現させていく」

花城大輔 候補


▼花城大輔 候補
「(死去した)桑江市長がやりたかったはずの仕事を、しっかりと沖縄市民の皆様に目に見える形でお示しをして、これを実現させていく」「桑江朝千夫市長はこんなにも、沖縄市のことを思っていたのか、こんなにも沖縄市民のことを大切に思っていたのか、そのことを実現させてまいります」

イメージカラーの赤いジャンパーに身を包んだ花城さんは胡屋十字路で出陣式を開き、駆けつけた支援者一人一人と握手を交わしながら支持を訴えました。連帯のあいさつでは島尻安伊子衆議院議員らが桑江市政の継承を訴え、大型事業を進めるためには国との「パイプ」が必要だとして支持を呼びかけました。

▼島尻安伊子 衆議院議員
「なぜこの(桑江市政の)10年という短い期間でビッグプロジェクト、大きな政策を前に進めて、そして成功させることができたのか」「国としっかりとパイプを結んで、協調のなかでこれを進めてきたからにほかなりません」

仲村候補「風通しの良い市民ファーストの街を」

コザ十字路で出発式を開いた仲村さんは胸元に花を飾り付け、イメージカラーであるピンクの鉢巻きなどを身につけた支援者らと勝利を誓いました。

仲村未央 候補


▼仲村未央 候補
「私たちはこの沖縄市で人を育て、産業を興し、地域の支えあいを大事にする、風通しのよい市民ファーストの街を、みんなの力で一緒につくりあげていきましょう」

玉城県政との連携をアピールする仲村さん。

公務で駆けつけることができなかった玉城知事に代わり、照屋副知事が仲村さんへの支援を訴えました。

▼照屋義実 副知事
「みんなで一緒に手をつないで優しい社会をつくっていかなければならないという根本的な共生の思想、これがベースになっておりまして、それをもとにした街づくりを進めるというようなことが全編を貫いております。この共生の交響曲、シンフォニーというものを、ぜひ仲村未央指揮者の手によって市民と一緒となって奏でていこうではありませんか」

市政の刷新か継承か。沖縄市長選挙は今月26日に投開票されます。