全国で猛威をふるうインフルエンザ。沖縄県内でも感染が急速に拡大し、14日にはインフルエンザ警報が発表されました。学校が再開して子どもたちの感染増加も懸念される中、特に警戒が必要なのが「インフルエンザ脳症」です。小児の感染症専門医に注意すべき点を聞きました。

沖縄県内でも感染が急拡大しているインフルエンザ。


先月30日から今月5日にかけての定点医療機関あたりの患者数は37.04人と、前の週からおよそ1.5倍に増え、警報レベルに達しました。

学校の再開に伴い、子どもへの感染拡大も懸念される中、子育て世代の親からは不安の声も聞かれました。

▼子連れの母親
「上の子が小学校で、学校からインフルエンザが流行っていますというお手紙をもらいました。11月に上の子から順番にかかった。40度超えて大変でした」

▼生後1か月の子を持つ親
「最近周りの私の身内とかもインフルエンザにかかった人がいてちょっと心配です。いま1か月です。生まれたばかり。なるべく人がいるところには行かないようにして消毒とかも徹底しています」

沖縄県立南部医療センター・こども医療センター。年末年始だけでおよそ400人がインフルエンザの疑いで検査を行い、そのうち半数が陽性だったといいます。

小児の感染症を専門にする張慶哲医師は、今後更なる感染拡大に警戒が必要だと話します。