“例外” が常態化したパラシュート降下訓練

そして今年、県や地元自治体が幾度となく抗議するなか繰り返されたのが、パラシュート降下訓練。米軍のパラシュート降下訓練は原則伊江島で実施されることが日米で合意されていますが、今年は嘉手納基地で、9回にわたり実施されています。

日米の合意を反故にするような訓練に対しては、過去には日本政府も強く反発していました。

▽小野寺防衛大臣(2017年)
「このような形で訓練が行われたことに関しては遺憾に思っています」

しかし今ではー

▽木原防衛大臣(2024年)
「今回の訓練は “例外的な場合” に該当すると私は認識をしております」

嘉手納基地では「例外」的に実施を認める日米合意。今年だけで9回の実施を「例外」と言えるのか




政府は現在、アメリカ軍の説明に基づき伊江島補助飛行場の滑走路が使用できないための「例外」として嘉手納基地での訓練を容認しています。