石破内閣で就任後初めて沖縄を訪れている中谷防衛大臣は、15日、沖縄県の玉城知事と面談しました。
面談で中谷大臣は、沖縄に駐留する米海兵隊員のグアム移転が14日から始まったことや、空軍兵による少女暴行事件などへの対応として、米軍に綱紀粛正を求めたことなどを玉城知事に伝えました。
▼玉城沖縄県知事
「(米兵による事件が多発する原因は)容疑者の身柄が起訴前に日本側に引き渡されない日米地位協定にもある。協定の抜本的な見直しを求める」
また、玉城知事は、県民に十分な説明がないまま米軍がオスプレイの飛行を再開したことに対して懸念を示し、防衛省としての対応を求めました。
中谷防衛大臣
「米側が実施している飛行の安全確保等についても、現在確認作業を進めていますので、引き続き日米で協力して安全確保に万全を期していきます。」
会談で玉城知事は、普天間基地の一日も早い危険性の除去や、オスプレイの配備撤回、日米地位協定の改定など16項目の要望書を中谷大臣に手渡し、沖縄の基地負担軽減を求めました。