米軍普天間基地の辺野古移設をめぐり、軟弱地盤の改良工事に使用される作業船が6日、本島北部の金武湾の沖合いに姿を見せた。

移設予定地の名護市・大浦湾の海底に軟弱地盤が広がっているため、防衛省は砂くいを打ち込み地盤を補強する改良工事を予定している。

この工事に使う「サンドコンパクション船」が6日朝、金武湾の沖合に停泊しているのが確認された。船の上ではロープを巻いたりビニールシートを畳んだりする作業員らの姿があった。

関係者によるとこの船は今後機材の確認を経て、天候などの条件が整い次第、大浦湾に向けて出航する見通しで、防衛省は年内にも軟弱地盤の改良工事に着手したい考え。