本島北部の羽地内海で25日に起きた作業船の火事で、出火時に船内に複数の人がいた可能性があることが分かりました。
25日午後3時すぎ、本島北部の羽地内海に停泊していた作業船が炎上し、出火から約21時間後の26日正午ごろ、火が消し止められました。
この火事の目撃者によりますと、船にいた複数人の人物が、作業船に横づけしていたオレンジ色のゴムボートに乗り込もうとしましたが乗り込めず、その後少なくとも2人が海に飛び込んだということです。

▽目撃者
「テレビを見ていたら、争う声じゃないけど、ワーワーしているわけさ。やばいよ逃げようよという感じ。その1分か2分後に飛び込んだ」
この船は、県外の企業が名護市辺野古の埋め立て工事に参入するため、4年ほど前に約5億円で購入したものでした。
購入した企業の担当者は、船から自然発火するような危険な状態ではなかったとしています。
名護海上保安署と警察は事件と事故の両面から出火原因などを調べています。
