一方、セルラースタジアム那覇では2年ぶりの甲子園を目指す第2シード興南。

3回、3塁1塁のチャンスを作り3番の仲田陽がタイムリーを放つと、続く1年生4番丹羽蓮太の内野ゴロで1点を奪い試合を動かします。


7回には、3番手としてエース左腕・田崎颯士が登場。バッテリーエラーで1点を失いますが、ここからギアを入れ替えます。


最速146kmのストレートを武器に知念の反撃をかわした興南。2年ぶりの優勝へ1歩前進です。

興南・石川駿介主将インタ
「新しく出来た学校が新たに力をつけて沖縄県の高校野球を盛り上げていると感じるが、興南高校は沖縄県高校野球の歴史を作ってきたチームの1つでもあると思うので、そのプライドを持ってしっかり戦い抜くことが出来たらなと思います」

準決勝の対戦カードは、エナジック対日本ウェルネス。興南対KBC高等学院となり、史上初めてベスト4全てが私立校となりました。

特に興南高校以外の3校は広域通信制、また高野連加盟も10年以内と新たな風を感じる顔ぶれとなりました。