8月3日から徳島県で始まった全国総体陸上競技。全国の地方ブロックを勝ち上がった精鋭たちがしのぎを削る中、男子400メートルに登場したのは去年のインターハイで1年生ながら全国3位に輝いたコザ高校2年、平川慧でしたが…予選まさかの4位フィニッシュ。

自動的に準決勝に進出できる予選8組上位2名に加え、全体でタイムの早かった上位8名が準決勝進出となりますが、いずれの枠にも食い込むことができず、悔しい予選敗退となりました。

コザ高校 平川慧選手
「悔しいの一言ですけど、去年はインターハイで3位だったので優勝を目指したいという気持ちもあって、去年より順位を落としたのが悔しい。」
「ウォーミングアップからじゃっかん体の重さがあって、ちゃんと普通に走ってあれだったので、上手くスピードに乗れなかったのが大きい」
「来年はインターハイが北海道と聞いているので、高校生最後になるので、そこは絶対に優勝したい。」

続いて女子5000m競歩に出場したのは、同じくコザ高校の3年生、淺野愛菜。県大会では大会新記録となる25分38秒59で優勝し、九州大会は3位でインターハイの切符を掴みました。

2組上位6位までと、全体での上位4人が決勝に駒を進める競歩。オレンジのユニフォームの淺野は、立ち上がりは2位集団に食らいつき積極的なレースを展開します。

終盤こそ離されましたが、沖縄を凌ぐ最高気温35度の暑さを乗り越え、25分16秒22と、見事4位でフィニッシュ。全体タイムも44人中5位と上位の成績を残し、明日の決勝にはずみをつけました。

コザ高校 淺野愛菜選手
「ラスト4周くらいが一番暑くてきつくて、前の2人が抜けた時についていけなかったのが気持ちで負けていた部分があると思う。去年から『インターハイ3番以内』を目標にしてやってきたので、ラストスパートを得意としているので、ラストで負けないように気持ちで持っていけるようにしたい。」

女子ハンマー投げに出場したのは、円盤投げと砲丸投げを含め、今大会三種目に出場することが決まっている与勝高校3年、外間結希乃。記録は35m48と決勝での上位入賞を逃しましたが、明日は砲丸投げ、明後日は円盤投げと、得意の種目を控えていて、今後の競技に期待が集まります。