きょう未明、宮古島市のほぼ全域、2万5000戸あまりで大規模な停電が発生し市民の生活に影響が広がりました。停電は8時間半後に全面復旧しました。
宮古島市の全域で発生した大規模な停電。

RBCの情報カメラの映像では午前3時すぎに街の明かりが一斉に消える様子が確認できました。

沖縄電力によりますと一時、宮古島市のほぼ全域にあたる2万5490戸が停電しました。
その後、復旧作業が進められ午前7時過ぎにはおよそ半分が復旧したものの、新たな不具合で再び市内の全域が停電、完全復旧までに実に8時間半を要しました。
この影響で県立宮古病院では、午後1時半まで一般外来を休診とするなど市民生活に影響が出ました。

宮古病院 川満博昭 院長
「CT(撮影装置)はいま故障していて、停電がついたり消えたりを繰り返したことによって、壊れたみたい。きょう明日中には直したい」

県立高校の3校は午前中休校、特別支援学校は臨時休校になったほか、市内の小中学校では給食の提供ができずほとんどの学校で午後1時までに授業が切り上げられました。
信号が消えた交差点では警察官が手信号で交通整理を行う対応に追われましたが、これまでにけが人などの被害は報告されていません。