ハブが生息していないといわれる宮古島で、死んだサキシマハブがみつかりました。

県は島への定住がないか、生息状況を調査をする方針です。先月30日、宮古島市の平良(ひらら)港第1ふ頭でコンテナの棚卸し作業中、作業員がコンテナの下で死んだ状態のサキシマハブを発見しました。


見つかったのは全長44センチ、体重12.7グラム、生まれてから1年5か月ほどが経つメスのサキシマハブとみられます。

宮古島では、200万年以上前とされるハブの化石が見つかっているものの、その後の地殻変動などで絶滅したとされ、これまで「ハブのいない島」といわれてきまいた。2013年にも、今回と似た環境でサキシマハブが発見されたことがありましたが、当時の調査では周辺に他のハブを発見できず島内で定着したとまでは確認できませんでした。

八重山諸島に生息するサキシマハブは毒を持っているため、県は県立宮古病院にハブに対する血清を準備します。今月10日からは発見場所周辺に捕獲機を設置しハブが定住していないか、生息確認を行う方針です。