沖縄で津波警報が発表された地震。震源に近い台湾は、どのような状況だったのか。台湾に住む県出身者は、「戸惑って体が動かなかった」と当時の状況を振り返ります。

上原碧志さん
「最初やっぱり戸惑いましたね、戸惑って体動かなくなるってこういうことかみたいな」

地震発生時の状況を振り返るのは、浦添市出身で台湾北部・新北市の大学に留学中の上原碧志さん(22)。

大学の授業へ向かおうと身支度をしている最中に地震に見舞われました。

上原碧志さん
「最初は小さい揺れから始まったんですけど、そこが長くて、何かおかしいなと思った瞬間に揺れが一気に強くなったっていう感じ」
「コップや飾っているものが床に散乱した」

上原さんの周辺では、地震による目立った被害はなく、大学の授業もすぐに再開されたそうですがー

上原碧志さん
「やっぱり電車が一部動いてないので、今日の出席率は普段に比べて低くなっていましたね」

「(大学の)ジムが最上階にあるんですよ、建物の。最上階は揺れが強かったのか屋根が抜け落ちて、大変な状況になっていました」

一方、震源地に近い台湾東部・花蓮県では、建物が傾くなど大きな被害が確認されています。

日本台湾交流協会によると、3日午前10時時点で「日本人の被害情報には接していない」として引き続き、情報収集に当たるとしています。

上原碧志さん
「また近いうちに大きい地震が来るのではないかというのが1番の心配。まだ余震も続いているので、そこがまだ気が抜けないところ心配な部分ではありますね」