タクシー配車アプリ「DiDi」を運営するDiDiモビリティジャパンが、県内で運転代行の配車サービスをスタートさせました。
県内では飲酒機会に伴う運転代行の利用が盛んで、代行業者の数は全国トップとなっている一方、ここ数年は繁忙期の待ち時間などが大きな課題となっています。
タクシー配車アプリ「DiDi」を運営するDiDiモビリティジャパンは県内120の運転代行事業者とパートナーシップを結び、27日に全国に先駆けて県内で運転代行の配車サービスをスタートさせました。

片野キャスター
「きょうから利用がスタートした運転代行配車アプリ。実際にアプリを操作していくと、一番近くにいるドライバー、そして所要時間などが表示されます」
配車代行アプリは本島中南部と、北部地域の一部に対応しており、配車車両の現在地や待ち時間がわかるほか、キャッシュレス決済が利用できるなど利便性の向上が見込まれています。
運転代行業・仲眞彰さん
「知名度が上がれば色々な方が注文してくるだろうと」「飲酒運転の撲滅にもつながると私は期待していますよ」
DiDi広報部・宮脇竜一郎さん
「タクシーも運転代行も、同じ一つのDiDiアプリから呼んでいただけるので非常に便利かと思っております」
「運転代行という新しいサービス、これを導入することで、もっと沖縄のみなさんに便利な移動をしていただくことが出来るのではないかと考えております」

利用料金は初乗り1400円に100メートルごとに20円ほどが加算される方式で統一されるということです。
すでに県内では2020年にアルパカラボが開発した「エアクル」という代行配車アプリも運用されており、今後、さらなる交通サービスの向上が期待されます。