沖縄都市モノレール、「ゆいレール」が、駅周辺の開発などによって、ここ10年で1兆円あまりの経済効果を生み出したとする調査結果が発表されました。
沖縄都市モノレール、「ゆいレール」は、2019年の路線延長や、去年8月の一部3両化など、年々輸送力が向上しています。

こうした中、りゅうぎん総研などは「ゆいレール」が2022年度までの10年間に地域経済に与えた経済効果が、路線延長による建設費や、駅周辺の開発事業など、合わせて1兆769億円に上ったとする調査結果を発表しました。
このうちの大半は、駅から近い土地の地価上昇と建築物の増加など沿線開発にともなう効果で、9000億円あまりでした。
一方、輸送による売上げや路線延長、一部3両化による投資などの効果は1700億円あまりでした。

沖縄都市モノレールは、浦添市の駅周辺の整備事業を展開することで、更なる経済効果や渋滞緩和などの効果を生み出せるとしています。