2009年から始まった沖縄国際映画祭。華やかな芸能人らや芸人、タレントを近く見ることができるイベントとして大きな盛り上がりを見せてきました。しかしその中心を担っていた吉本興業がことし限りで映画祭からの撤退を表明。県内では悲しむ声が聞かれました。

ムーブメントを起こしてきた沖縄国際映画祭

「Laugh & Peace」をコンセプトに2009年から沖縄県で始まった沖縄国際映画祭(のちに島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭)。吉本興業が中心となり、これまで15年にわたりイベントを盛り上げてきました。

コメディを中心とした映画の上映に加えて、公道にレッドカーペットを敷き、映画監督や出演者、タレントなど豪華なゲストが次々と登場する演出に多くのファンが詰めかけました。

綾瀬はるかさん(2009年の映画祭)
「人がたくさんで嬉しいです」

大沢たかおさん(2009年の映画祭)
「こういう場を作ってくれて嬉しく思うし、これからもまた参加できたら嬉しい」

ビビアン・スーさん(2009年の映画祭)
「多分8年ぶり。とてもいい天気で、人がとても情熱的で嬉しいです」

東日本大震災が発生した2011年は開催自体が危ぶまれましたが…

募金を呼び掛けるスリムクラブ
「募金の方、宜しくお願いします。あ、いきなり。いきなりありがとうございます」

「私たちにも、できることがきっとある。」を合言葉に、写真撮影や握手に応じるなどして募金をよびかけた吉本芸人たち。1000万円を上回る義援金が集まったほか、会場内に設置されたメッセージボードには被災地を応援するエールが4万人分も寄せられるなど、被災地支援にも一役かってきました。