普天間基地の辺野古移設をめぐり、国が県に代わって工事を承認する「代執行」に向けた裁判で、最高裁は上告を退け県の敗訴が確定しました。

普天間基地の辺野古移設をめぐり去年12月、福岡高裁那覇支部は玉城知事が工事を承認しないのは違法だとする国の訴えを認め、県に承認するよう命じる判決を言い渡しました。


県はこれを不服として上告していましたが、最高裁判所は先月29日付けでこれを退け県の敗訴が確定しました。


玉城知事
「司法が何らの具体的判断も示さずに門前払いをしたことは極めて残念」


敗訴確定により県は、大浦湾側の埋め立て工事を止める手立てを失った格好ですが政府に対して引き続き対話による解決を求めていく考えを強調しました。