沖縄本島を走る路線バス会社2社の運賃が、来月1日から値上げすることが決まりました。
4月1日以降の運賃値上げが認可されたのは、第一交通産業グループの琉球バスと那覇バスの2社です。
人員不足や燃料費高騰などを理由に、先月値上げが申請されていましたが、沖縄総合事務局が1日、この申請を認可し来月1日からの値上げが決定しました。
那覇バスの市内線は20円の値上げで260円に、市外線は両社とも初乗り運賃を30円値上げして190円となります。
家族で通勤通学に利用
「もう諦めてる。ほかで節約してやってくしかないので」
通勤で毎日利用
「しょうがないんじゃないですかね。県民の足とはいえ、働いている人も仕事ですし収入も必要ですしね」
値上げ幅は平均で13.5%となり、通勤定期券では700円から1260円の値上げとなります。
ただ、子育て世帯への配慮で通学定期券では琉球バス交通が40円の小幅な値上げ、那覇バスでは700円「値下げ」するということです。
値上げ認可を受け、両社は「サービス向上をはかり公共交通機関としての使命を果たして参ります」とコメントしています。