従業員の健康管理や健康増進の取り組みを「投資」と捉え、健康保持や増進を戦略的に実行する新たな経営手法として注目されている「健康経営」。この健康経営に関する取り組みを競う大会で全国1位になった「北那覇法人会」を紹介します。
社員の健康が会社を回すカギに 健康経営とは
東設計工房 照屋明日香さん
Qエレベーターは使わないですか?
「エレベーターは使わないですね。いつも階段を使っています。健康経営をやっているので、みんな階段を使うように心がけています」

那覇市にある東設計工房。北那覇法人会青年部会の会員企業です。
健康経営エキスパートアドバイザー 菊池和登さん
「北那覇法人会青年部会のメンバーが、健康経営大賞の最優秀賞を受賞して、全国1位になりました。拍手!」
全国の440団体が参加して、健康経営の優れた取り組みを競う「健康経営大賞」。北那覇法人会青年部会は、去年山形県で開かれた大会で最優秀賞に輝きました。

「健康経営」とは従業員の健康管理を経営者目線で考えて、戦略的に実践することです。
北那覇法人会青年部会 上間亮部会長
「沖縄らしく、人、地域、心を結ぶ健康経営、それをメインテーマにして、ウォーキング大会というのを2~3か月に1度開催して、競うことで歩数が上がるとか、ウォーキングをしながらビーチクリーンをしましょうとか、様々な取り組みを始めたんですね」
その他にも健康診断の受診率向上など、およそ140の会員企業が一丸となって健康経営に取り組みました。
北那覇法人会青年部会 上間亮部会長
「その会社の社員が健康であることで、会社もうまく回りますし、ぎゅうぎゅうでやるわけじゃなくて、できる範囲で無理せずにやることが、継続するために大事かなと思います」
こうした健康を意識した取り組みは、SDGsの目標のひとつ「すべての人に健康と福祉を」につながっています。

中でも東設計工房は、健康経営大賞・企業部門の優秀賞をはじめ、数々の賞に輝いています。