2月15日は2か月に1度の年金支給日。この時期気をつけたいのが詐欺の被害です。県内では特殊詐欺の被害が相次いでいます。

沖縄県内で先月の1か月間で相談があった、特殊詐欺による被害額はおよそ8800万円にのぼり、過去最悪のペースで増加。警察が注意を呼び掛けていますが、被害が続発しています。

14日には、年金の払戻金があると偽り、女性から98万円を騙し取ったとして、22歳の男が逮捕されました。

警察によりますと容疑者の男は去年8月、銀行職員を装って那覇市の女性に電話をかけ、「年金の払戻金があります。今なら封書がなくても、銀行を通じて払戻金を受け取ることができます」などと言葉巧みにATMに誘導し、およそ98万円を騙し取った疑いが持たれています。

きょうはまさにその年金支給日です。同様の手口に警戒して下さい。

また、県内では40代から60代の比較的若い世代が、周りに相談することなく大金を振り込んでしまい、騙し取られる詐欺被害も相次いでいます。

去年12月には、本島北部の60代の男性が通話アプリLINE上の投資の広告から、LINEグループなどで誘導されたFX投資アプリに入金しました。取引の序盤は、利益が出ているかのように表示され、さらに1度は儲かった数百万円を引き出すことが出来たため、安全な取引だと信じ込んでしまいました。

男性はその後、6回に渡り、合わせておよそ3800万円を振り込み、騙し取られたということです。

詐欺の手口は多様化、巧妙化しているため警察は「例え怪しんでいなくても、振り込む前に必ず周りに相談」するよう呼び掛けています。