教え子からオリンピック選手を

(徳岡さん)「ある程度ルールはあるが、これをしないといけないというのがなくて、みんながみんな同じ踊りじゃない。誰でも一番になれる可能性がある。運動神経がないとか、リズム感がないとかは全く関係ないのが一番の魅力だと思う」

現在は、地元の中津市や宇佐市で小学生から社会人まで、200人あまりの生徒を指導している徳岡さん。教え子が全国大会に出場するなど、ダンスを楽しむ考えは広がりを見せています。

教え子の一人、小学生の徳永美心さんは2月17日から2日間にわたって、東京で開催される「全日本ブレイキン選手権」に去年に続いて出場します。卓越したセンスと柔軟性で上位入賞が期待されます。

(徳永美心さん)「とてもわかりやすく丁寧に教えてくれます。目標はオリンピックに出ることです」

指導者として常に新しいことを伝えるため、徳岡さんはプレイヤーとしても現場に立ち続けたいと話します。

(徳岡亮介さん)「自分が現場に出て吸収して帰ってくることがプレイヤーであり続ける理由で、生徒をひとりでも多く全国大会に出場させたい。オリンピック選手にしたい。大分県でブレイキンをする子をたくさん増やすことが今の目標です」

お互いを刺激して高めあう徳岡さんと生徒たち。大分県から全国にブレイキンを発信しようとする挑戦は続きます。