Z世代と上司世代の間で仕事観やコミュニケーションに大きなギャップがあることが調査で明らかになりました。人材確保が難しい中、企業は若い世代の働きやすさを意識した取り組みを進めています。

福利厚生…温泉とジム完備

若者マーケティング機関「SHIBUYA 109 lab.」の調査によりますと、Z世代と上司世代の間で仕事の進め方やコミュニケーションなど、41項目のうち6割で「世代間ギャップがある」という結果が出ています。

仕事選びについて、街で聞いた学生からは「雰囲気や給料面で決めています」「休みと給料にたくさん重きを置いているわけではなく、自分が将来成長できる会社に就職したい」との声があがっていました。

就職や採用支援を行う会社「サンバシ」の小島健一社長は「人材の定着には企業側の理解が不可欠」と話します。

小島社長:
「売り手市場が非常に強い現状で、学生が選ぶ余地がすごく高まっています。企業側がかなり努力しないと、採用できない状態です」

若い世代が働きやすい職場作りに向け、ユニークな取り組みを進める企業があります。大分市にオープンした「大分サウナ」では、源泉かけ流しの温泉とジムが完備されています。大和電業社が新規事業として立ち上げ、福利厚生の一環として社員も利用できます。

大和電業社総務経理課 丹羽量子課長:
「もともと温泉を引いていたんですけど、新しい福利厚生になる施設がないかと思って建築することにしました」