大分トリニータの新しい監督におととしまでチームを率いていた片野坂知宏氏が3年ぶりに復帰することが決まりました。OBSの取材に対し、熱い思いを語りました。
片野坂氏は2016年から2021年までトリニータで最長の6シーズンにわたり監督を務めました。リーグ史上初めてJ3からJ1まで復帰させると、J1でも3シーズン奮闘し、優秀監督賞を2度受賞。6年目となったおととし、J2に降格するも天皇杯準優勝まで導きました。
片野坂知宏氏:
「まずは、やはりトリニータがすごく好きでしたし、大分トリニータというクラブは、私にとっても本当にいい経験も悔しい思いもしたクラブでありました。そして、2021年、最後私が指揮してたときにJ1に昇格していたトリニータを降格させてしまった」
「すごく悔しい思いが自分の中にあって、そういう形で大分を離れてしまって残念な思いもあったり、悔しい思いもあったりっていうのがずっと自分の頭の中にはありました」
「今回こういうチャンスを本当に皆さんのおかげでいただいて、悔しい思いを、そしてもう一度またJ1に昇格させて、降格させた責任をとる。もう一度チャンスを与えていただいたことに対して、チャレンジしたいなっていう思いが強くなって決断に至りました」
去年、J1のガンバ大阪の監督に就任しましたが、成績不振からシーズン途中に解任され、トリニータの試合などで解説を務めていました。

片野坂知宏氏:
「解説者として大分に何度か来て試合を見させてもらって、本当に客観的に今の大分をずっと観てきました。また私が指揮をとらせてもらえる中で、どういったメンバーが残るかわからないですけど、選手たちと一緒にまた強い大分を、またJ1に復帰できるチームを作っていきたいです」
「皆さんのご期待は本当にもう自分の中で重々わかってるので、具体的な結果としてしっかり表せるように、来シーズンからしっかり務めていきたいと思います。ぜひスタジアムにお越しいただいてこれからもご支援ご声援をどうかよろしくお願いします」