大分市内にある小学校で20日午後、特定外来生物のセアカゴケグモ約100匹が見つかりました。これまでのところ児童らへの健康被害はありませんが、21日に予定していた運動会が延期されることになりました。

20日午後2時20分ごろ、大分市立三佐小学校の校庭でセアカゴケグモのようなクモが1匹発見されたと教員から市に連絡がありました。環境対策課の職員が確認したところ、特定外来生物のセアカゴケグモのメスの成体であることがわかりました。

小学校で見つかったセアカゴケグモ(大分市提供)

その後、小学校の敷地内を調査したところ、さらに約100匹のセアカゴケグモと複数の卵のうがみつかりました。

市は殺虫剤を散布し、クモを駆除していますが、21日以降さらに小学校周辺の道路や公園などを含めて調査する方針です。

セアカゴケグモの発見を受けて、三佐小学校は21日に予定していた運動会を延期することを決めました。市では2015年に初めてセアカゴケグモが確認されていますが、一度に発見されるクモはこれまで4匹が最多で、100匹の規模でみつかったのは初めてです。