鳥インフルエンザの発生しやすい冬に向けて防疫対策を強化するため大分県は県内の養鶏農家に対し消毒用の消石灰の配布を始めました。
高病原性鳥インフルエンザは渡り鳥が飛来する冬に発生しやすい家畜伝染病です。流行期を前に県は11日から100羽以上を飼育する142の養鶏農家を対象に消毒用の消石灰の配布を始めました。
鳥インフルエンザは昨シーズン26の道県で84例が確認され、合計1771万羽のニワトリが殺処分されました。県内でも今年1月に佐伯市の養鶏場で発生し、関連農場を含め5万5000羽が殺処分されています。
(県宇佐家畜保健衛生所・飯田賢所長)「いつどこで発生してもおかしくない状況なので、(消石灰を)早く散布していただいて、できる限り侵入を防いでいただきたい」
県は農家に対する消毒の呼びかけや早めの情報提供など防疫対策を徹底します。