大分県内の小中学校と高校では昨年度、いじめの認知件数が9361件に上り、前の年から減少したものの全国で5番目に高い水準となっています。
県教委は県内のすべての小中学校や高校などを対象に昨年度実施した問題行動や不登校に関する調査結果を公表しました。このうち、いじめの認知件数は9361件で、前の年から1115件減少したものの1000人あたりの件数は全国で5番目に高い水準です。この結果について県教委はカウンセラーなど専門スタッフによる相談体制やスクールロイヤーによるいじめ予防授業などの成果が出ていると分析しています。

(県教委学校安全・安心支援課 前田英明課長)「いじめについては減少したとはいえ、やはり存在しているので早め早めに芽を摘むことで重大事態になることを防ぐ」
一方、小中学校での不登校は1999年以降、過去最多の2703人となっていて、県教委が支援に取り組む方針です。