事件の現場から犯人逮捕につながる重要な証拠を採取する鑑識作業の技術を競う大会が大分市で開かれました。

大分県警の現場鑑識競技会は鑑識技術の向上を目的に毎年実施されていて、県内15の警察署から37人が出場しました。大分市の鑑識科学センターで開かれた今年の競技会は神社の境内のさい銭箱から現金が盗まれた事件を想定して実施されました。警察官は3人1組となり、畳に残された足跡やさい銭箱についた指紋など犯人に結び付く証拠を採取していきました。

(出場した警察官)「小さな事案でも鑑識活動を行い、犯人の検挙に向けた活動を取り組んでいきたいと思います」「これからも日々練習して技術、知識を高めて現場で被害者のために活躍できるようにがんばっていきたいと思います」

競技会では採取した証拠の正確性などを採点したのち、成績上位の警察署が表彰されます。