大分市の70代男性が携帯電話の未払い金名目で電子マネー30万円分をだまし取られる特殊詐欺事件が発生し、警察で捜査しています。

警察によりますと、9月24日、大分市に住む70代の男性の携帯電話に「料金についてご連絡があります。本日中にご連絡ください」と言う内容のメールが届きました。男性が表示された電話番号に連絡をとったところ、金融会社のNTTファイナンスを名乗る男から「未払金があり、早急に支払わないと裁判沙汰になる」などと言われました。

さらに2日後の26日、同じ男から「未払金の関係で調査報告しなければならず、電子マネーカードを購入しないといけない」と言われ、男性は男の指示通りにコンビニで合わせて30万円分の電子マネーを購入し、男に利用コードを伝え、利用権をだまし取られたものです。

翌27日にも、男から電子マネーを要求する電話があり、不審に思った男性が警察に相談して詐欺の被害にあったことが分かりました。

警察は特殊詐欺事件として捜査していますが、「未払金・裁判になる・電子マネーカードを購入して」などは詐欺のキーワードなので、すぐに家族や警察に相談してくださいと呼びかけています。