「新しいおおいた旅割」を利用する旅行者向けの電子クーポンが大量に不正利用されていたことがわかりました。被害額は1000万円を超える見通しで、県が刑事告発しています。

不正利用されたのは、「新しいおおいた旅割」の利用者を対象に発行された「おおいた満喫クーポン」で、飲食店などでの支払いに利用できるものです。宿泊施設などで渡されるチラシのQRコードをスマートフォンで読み取ると、1人あたり平日は最大2000円、休日は最大1000円が付与される仕組みです。

関係者によりますと、この電子クーポンが大量に不正利用された形跡が見つかったということです。

県内の複数の宿泊施設などが関与し、内部でチラシを悪用していたとみられています。

被害額は1000万円を超える見通しで、県はすでに刑事告発しています。県は午後にも会見を開き、不正利用の実態について説明する予定です。