大分県内の港に放置されている船、いわゆる「放置艇」について県は係留場所の拡大や簡易代執行などの対策によって5年間でおよそ4000隻減少したことを明らかにしました。減少数は全国トップです。

放置艇の減少を目指す国の計画に基づいて、県は関係条例を制定。市町村と連携して係留場所の拡大を進めるほか、簡易代執行などで所有者不明の船を処分しています。その結果、県内で2018年度に4252隻あった放置艇は昨年度時点で265隻となり、およそ4000隻減少しました。減少数は全国トップで、減少率も全国で2番目となりました。

一方、県が管理する施設では現在も22隻の放置艇が残っているということです。県は「早期解消と新たな放置艇を発生させないことが重要」として引き続き、監視を継続するとともに所有者の指導啓発に務めることにしています。