大分県内で相次いでいる介護保険料の算定ミスについて、大分市と日田市でも過大な徴収や還付があったことがわかりました。

大分市によりますと、誤りがあったのは今年度までの7年間に算定した介護保険料です。24人にあわせて43万円余りを取りすぎていて、30人にあわせて71万円余りを多く還付していたということです。

また、日田市では20人からおよそ36万円を過大徴収するなどあわせて47人分の算定ミスが発覚しました。

介護保険料は合計所得に変更が出た場合などに遡って修正されますが、年金から天引きされる特別徴収の起算日を本来5月10日とすべきところ、大分市は6月30日、日田市は7月31日で普通徴収と同じ納期で算定していました。両市は過大徴収した人に返還手続きをする一方、過大に還付した分については時効により返還は求めないとしています。

県内では9月6日、別府市など7つの市と町で同様のミスが判明していました。