大分県別府市にある九州大学の別府病院が新たに婦人科を加えた新棟を来年3月に開院することになりました。

九州大学病院別府病院の三森功士病院長ら4人が11日、別府市役所を訪れ、長野市長に再開発の概要を報告しました。別府病院は1931年に「九州帝国大学温泉治療学研究所」として発足。老朽化などに伴い、去年5月から新棟の建設や既存の棟を改修する再開発がおよそ50年ぶりに進められています。

新棟は3階建てで、地域から要望が寄せられていた婦人科が新たに診療科に加わります。病床数は現在の104から120に増え、病室からは別府湾が一望できるなど療養環境の強化にも力を入れています。

(九州大学病院別府病院・三森功士病院長)「地域住民のみなさまが一番ですし開業医の先生方がお困りの時に力になれる病院を目指していく。医師主導治験や企業治験もやっていける大学病院としてのきょう持を守りながら診療していきたい」

新棟は来年3月に開院する予定で、地域医療の発展に向け新たな一歩を踏み出します。