大分県内の露地ミカンでは最も早く出荷される「おおいた早生」の初セリが7日朝、大分市の市場で行われ、1キロあたり6000円の過去最高値をつけました。
「おおいた早生」は杵築市や津久見市などで生産されている県ブランドのミカンで、他品種より出荷時期が早いのが特徴です。本格的な出荷シーズンをむかえ、7日朝、大分市の公設地方卸売市場で初セリが行なわれました。
7日のセリでは1キロあたりおよそ6000円と過去最高値で取引きされました。生産者によりますと、今年は8月下旬に日差しが強かったので糖度が上がり、酸味と甘みのバランスが例年より整っているということです。
(県柑橘研究会・木村房雄会長)「消費者の皆さんには食べておいしかった、秋が来たなという思いで食べていただければ幸いです」
おおいた早生は10月上旬までにおよそ250トンが県内を中心に、関東などにも出荷される予定です。