■限りある命…食べた人が少しでも幸せになれば

(嫁の中華そば・店主笠原美保さん)「検診をしていたので、こんなに早く進行するとはびっくりした。全摘出することになって…」

闘病中の笠原美保さん


2度の手術を受けて再び店に立つも、今度は新型コロナの影響を受けて一時休業。波乱万丈だったと話す笠原さんは両親が鶴崎地区で営む旅館の一角を間借りし、再出発することを決めました。

(笠原さん)「私はがんになったが、主人も震災で来た人間で、限りある命だと身にしみて体験済みなので、今のうちにやれることをやろうと」


9年ぶりに実家に戻った笠原さん。当初はラーメン店の経営に反対していた両親も今では娘の夢の実現を後押しします。

(父・木村康裕さん)「石の上にも3年という言葉が私の中にあるので、3年過ぎたので合格かなと」

(母・清子さん)「認めているので、このまま体を壊さずに頑張ってくれたら」

(笠原さん)「少しでもその人が幸せになればという気持ちで作っている。旅館の中の一角という異空間も客に楽しんでもらえたらと思っているので、どんどん頑張っていきたい」

父と夏限定のメニューを開発するなど、新しい舞台で歩み始めた人気ラーメン店。苦難を経験した女性店主が愛情たっぷりの一杯を提供します。

笠原美保さん