食べることの楽しさを体感してもらおうと、大分県別府市の幼稚園で3歳児がおにぎりづくりに挑戦しました。

別府市にある別府大学附属幼稚園で実施された食育実践プログラム。栄養士を目指す別府大学短期大学部の学生が食への関心を持ってもらおうと企画しました。

(別府大学短期大学部食物栄養学科・東保美香准教授)「幼稚園に入りたての3歳児が食欲がわかないとか食べる量が少ないという問題もあるのでまずは食べる楽しみ、作る楽しみを知ってもらうきっかけを作れたらと思う」

6日は3歳児の園児14人が学生と一緒におにぎりづくりに挑戦しました。用意するのはご飯と海苔のほか、おかか・鮭フレーク桜でんぶ、ごま塩。この材料で、かわいらしい顔のおにぎりを作ります。

ほとんどの園児にとっておにぎり作りは初めての挑戦。海苔や具材を使って思い思いのおにぎりを完成させました。

お昼の時間、子どもたちは早速自分で作ったおにぎりを食べました。普段は食べるのに時間がかかる子もきょうは食が進み、3つ全部食べる子も。

(別府大学短期大学部食物栄養学科・東保美香准教授)「嫌いなものをあえて一生懸命食べさせようということよりは好きな気持ちをどんどん増やしていくことが大切だと思う」

食への関心を持つことで自ら進んで食べる子どもたち。好きな気持ちを増やす食育の効果といえそうです。