貸会議室大手のTKPは、JR大分駅前での大型ビジネスホテル計画を5日、正式に発表しました。大分市出身で社長を務める河野貴輝さんが描く新しい事業の展望とは―

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大分市出身のTKP・河野貴輝社長がOBS本社で取材に応じ、大分駅前に大型ビジネスホテルを進出する戦略を明らかにしました。

ホテルの予定地は、大分市金池町に大分交通が所有する680平方メートルの敷地で、現在駐車場として使われています。

TKPは大分交通と長期の土地貸借契約を結ぶことで合意していて、年内にもアパホテルとフランチャイズ契約を結ぶ方針です。

TKPはすでに全国で10棟のアパホテルを運営していて、県内でホテル事業を展開するのは初めてです。

TKP河野貴輝社長「1階にカフェがあって、屋上にルーフトップバーがあって、温泉施設もあって、宿泊もあって、コンパクトなホテルで客室数を増やして、大分にまた来ようかなと思わせるようなホテルができたらいいなと思っています」

河野社長によりますと、現在の計画では200室以上の客室を目指し、飲食や温泉施設も完備する予定ということです。TKPのホテル計画のほか、タワーマンションの再開発事業も進む大分駅前。

生まれ変わろうとしている県都の一等地で、河野社長が思い描くまちづくりとは…

河野社長「徒歩圏内で、生活できたり鉄道に乗れる空間ができたらいいな」「そこに観光客も来て、にぎわいのある大分駅前、トキハ前や中央町商店街も含めて、一帯が盛り上がるまちづくりができたら、大分は素敵な街になると思っているんですね」

中心部のにぎわいを後押しする大型ビジネスホテル計画。TKPは2024年2月から3月頃に着工する方向で調整を進めています。