20年ぶりに新人同士の戦いとなった大分県知事選挙は9日夜開票が行われ、前の大分市長の佐藤樹一郎さんが27万票あまりを獲得し初当選しました。
今回の知事選には前の大分市長の佐藤樹一郎さん(65)と前の参議院議員の安達澄さん(53)の2人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げました。投票の結果、佐藤さんが27万1400票を獲得し、安達さんにおよそ6万8000票の差をつけて初当選しました。

佐藤さんは「20年間の広瀬県政を継承し、大きく発展してまいります」と決意を述べました。そのうえで人口減少や観光振興、子育て支援などの課題に国や市町村と連携して取り組む考えを示しました。
また、県議選は43議席のうち無投票当選となった選挙区を除く9選挙区、32議席が決定しました。知事選の投票率は51.45パーセントと過去最低だった前回から4.04ポイント上昇しました。