大分県別府市で医学の博士号を持ちながら、研究員として海外でも活躍し、今は子どもたちに科学の面白さを伝え続けている男性がいます。




一見、普通の民家に見える住宅ですが、表札の横に「うちらぼ」の文字が見えます。中に入ると、本格的な研究室のようです。

医学と情報工学の博士号を持つ代表の加世田国与士さんは国内外の機関で研究員として成果を重ねてきました。その後、別府市に移住し、自宅に科学を体験できる研究所を開設しました。

加世田国与士さん「科学の世界に携わってきたのでこれをもっと社会に浸透させていきたいと思って学びの場とラボづくりを一緒に考えるようになって開業に至った」


「マイ白衣」を身にまとう中学生の片原輝人さん。理科が大好きでこの研究室に通い始めました。新型コロナの影響により学校で実験の授業が減る中、ここは本格的な機器に触れられる夢のような空間です。

片原さん「すごくうれしいです。見たことないものとか使ってみたいですし、学校の  理科室にもこういうのがないんで、毎日ここに来て実験してもいいくらい」

2月に別府市で開催された「おおいたそらはく」で加世田さんは体験ブースを設置。宇宙の成り立ちを観察できるキットを準備し、多くの子どもたちに披露しました。こうしたワクワクを引き出す仕掛けを考案するのは妻の千絵さんです。


千絵さん「実験をやっていくうちに子どもの目がどんどん輝いていく。その反応がこちらとしてもうれしいですし、自分でどんどん考えてチャレンジして私たちも一緒に育っていければと思っています」

加世田さんは科学の体験を通して、様々な課題を自分で解決する力を身につけてほしいと考えています。


加世田さん「キーワードはただ1つ、生きる力これにつきますね。大小は別として気になったり好きなことはありますよね。科学に関係あるところを僕がどれだけピックアップできるか、今やっている勉強と社会に結び付けることができるかを常に意識しています」