入学式や入社式など、新年度ならではの動きがある一方、値上げや法改正など私たちの暮らしに変化も。この春、何が変わるのかリポートします。
(糸永記者)「食卓に欠かせないマヨネーズ。こちらのお店では、今月から40円アップの368円となります」
大分市の新鮮市場花高松店。メーカーの価格改定を受け、店では4月5日以降、400を超える品目が値上げとなります。
(新鮮市場 花高松店・小川直希店長)「ヨーグルトコーナーでは、原材料の牛乳の値上げに伴って、今回多くの商品が値上げになっています」
民間の信用調査会社 東京商工リサーチによりますと、4月に予定されている食品の値上げは加工食品や乳製品など5075品目。今年に入ってから2番目の多さです。
春も続く値上げラッシュに買い物客は…
(来店客)「すべてのものが少しずつ上がっている。特に卵の値上がりが半端じゃない」「だいぶ値段が違います。相当影響してくるから、節約しないと食べていけない」
また、毎月の値上がりに対応するため、販売価格を書いたプライスカードを作り替える作業も店の負担に。それでも生鮮食品の価格を抑えるなどの企業努力で客の負担を減らしたいと考えています。
(新鮮市場 花高松店・小川直希店長)「販売する上でつらい部分が多い。生鮮を主体でやっているので、お買い得商品でお客に喜んでもらいながら、あとは耐えるのみ」
(平山キャスター)「一方、学校でのマスク着用のルールも変わります。今月から原則不要となり、4年ぶりに素顔が見える新学期になりそうです」
県教委は4月1日から児童・生徒、教職員に対し「マスクの着用を求めない」とする基本方針を示しています。一方、法改正では、自転車に乗る際のヘルメットの努力義務化も。生活の様々な場面で変化がみられる新年度がスタートしました。