大分県別府市の上人ヶ浜エリアが再開発されるのに伴い、観光客らに親しまれてきた別府海浜砂湯が31日最終日を迎え、37年の歴史に幕を下ろしました。

大分県別府市上人ヶ浜にある別府海浜砂湯。湯の町・別府を代表する施設として地元の人や観光客に愛されてきました。別府海浜砂湯は1986年にオープン。別府湾や高崎山を望む景観で多い時には一日で300人訪れるほど人気の施設となりました。

そして今回、温泉資源を活用した上人ヶ浜公園の再開発が決まり、別府海浜砂湯は37年の歴史に幕を下ろすことに。最終日となった31日はおよそ130人が最後の砂湯を楽しみました。

(利用客)「雑誌とかで見ててすごく気持ちよさそうだなと思って来た」「また来たいですよ。いいところだし。温泉もいいし」「海の目の前で素晴らしい場所ですし、体にとても感じがしました」

再開発の計画では砂湯や温浴施設に加え、宿泊コテージや飲食・物販スペースを設置。この新たな施設は2024年度のオープンを目指して準備が進められています。

(砂かけマイスター・桃山浩美さん)「『気持ちよかった』とか言われるとうれしかった。世界的にも砂湯は珍しいので1年後にはたくさんの方に来ていただけるとうれしい」

多くの人に愛された別府海浜砂湯。再開発で更に魅力度をアップします。