性犯罪で有罪判決を受け執行猶予中だった40代の男性が、小学校で非常勤講師をしていた問題で、大分県教育委員会はこの男性の任用を無効としました。

県教育委員会などによりますと40代の男性は女子中学生の体を触ったとして逮捕され、おととし7月、県青少年健全育成条例違反の罪で懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を受けました。

男性はこの事実を報告しないまま今年1月、県教育委員会に非常勤講師として採用され、県内の公立小学校で教壇に立っていました。

保護者からの指摘で問題が発覚し、県教育委員会は事実関係を確認した結果、地方公務員法では執行猶予中は職員となる資格がないことから、1月10日付けの任用を無効としました。給与の返還は求めないとしています。

県教育委員会は同様の事態が起きないようにチェック体制を整えたいとしています。