大分県杵築市の公金支出をめぐって多額の随意契約など不当な点があるとして市民団体が市に対して住民監査請求をしました。
杵築市民オンブズマンの橋本雅治さんらは28日に杵築市役所を訪れ、住民監査の請求書を提出しました。請求では杵築市山香町の温泉施設「風の郷」の前の指定管理者が内装改修工事およそ5800万円を随意契約で受注していることについて「本来は一般競争入札をすべきで、非常に不自然な公金支出や契約の締結などが行われた可能性が高い」と指摘しています。
このほか公共事業の移転補償費の透明性や一般競争入札についても不当な点があると主張しています。杵築市の監査委員事務局は提出された請求書を審査した結果、書類の内容や書式に不備があるため修正の上、再提出を求める方針です。