今年に入って多額の被害が出ていることを受け、大分県警はNTT西日本と協定を結び、特殊詐欺の不審電話対策に効果的なアダプタの活用を進めることになりました。
大分県内では今年すでに特殊詐欺で1億4000万円を超える被害が発生し、去年の同じ時期と比べ8000万円以上増加しています。県警が結んだ協定では不審電話への対策としてNTT西日本が有料で提供している電話機の外付けアダプタの活用を呼びかけます。これは通話の前に相手に録音を知らせるほか会話内容から特殊詐欺が疑われる場合、本人や親族などに電話やメールで注意喚起を促し実際に被害を防いだケースがあるということです。
(NTT西日本大分支店・三笘博幸支店長)「AIを活用した特殊詐欺対策サービスというものを提供しています。犯罪の防止・抑止につながってくれればと思います」
県警はこの専用アダプタの利用で特殊詐欺の被害防止につなげたいとしています。