別府溝部学園高校で卒業式が行われ、226人が新たな一歩を踏み出しました。マスク着用を原則とした一方で、卒業証書授与などでは外す対応も取られました。

別府溝部学園高校の卒業式には普通科など3つのコースと看護専攻科から226人が出席して各科の代表の生徒に卒業証書が手渡されました。式では溝部仁理事長が「学んだ技術を磨いて自らの運命を切りひらいてほしい」と卒業生にはなむけの言葉を送りました。そして卒業生を代表し看護科の吉良美潔さんが3年間の思い出を振り返りました。

(別府溝部学園高校看護科・吉良美潔さん)「延期されていた修学旅行が春になりました。どこに行くかなど関係なく、楽しかったひと時が今でもあせることなく鮮やかによみがえります」

また式中のマスクについて原則着用とした一方、壇上での挨拶や卒業証書の授与など生徒が主役となる場面ではマスクを外すといったコロナ禍となって初めての対応が取られました。

(卒業生)「(最初はマスクで)友人や先生方の顔も分からなかったんですけど、かかわっていく中でマスクがあったとしても仲を深めることができました」「まだ実感がわいていなくて、これで高校生活が終わるんだっていうことがまだ信じられない。言われたことならなんでもできるようなスーパー社会人を目指してこれからがんばっていきたい」

マスクの着用をめぐり徐々に従来の形が戻りつつある卒業式。県内では3月1日、ほとんどの高校で卒業式が行われます。