大分県の日出生台演習場で始まった日米共同訓練で2月18日、輸送機のオスプレイを使った作戦が報道陣に公開されましたが、2日前の16日、海兵隊員がジョギングのため、演習場の外に出ていたことがわかりました。

粉塵を巻き上げながらゆっくりと着陸する輸送機のオスプレイ。日出生台演習場で共同訓練を行っている陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は18日、作戦の一部を報道陣に公開しました。

今回は、占拠された離島の奪還を想定した水陸両用作戦が訓練の中心です。演習場では航空機による訓練のほか迫撃砲などの射撃訓練が行われています。

公開された作戦は、着陸したオスプレイと大型輸送ヘリから海兵隊員が降り立ち、その後自衛隊員と協力して地上戦を展開する想定で行われました。演習場の外ではオスプレイを使った訓練の様子を注視する人の姿が…

(訓練を見学に来た人)「まず落ちなければいいなと。賛成・反対の意見はあるけど事故をまずは起こさないで欲しい、近くで見ると大きい…というのが率直な感想」

日米共同訓練は28日まで行われ、24日には実弾射撃訓練が報道陣に公開されます。

一方、16日、海兵隊員が演習場の外でジョギングをしていたことがわかりました。

九州防衛局などは「不要不急の外出を控えるよう海兵隊側に要請している」と地元の住民に説明していました。これを受けて、市民団体「ローカルネット大分・日出生台」は再発防止を海兵隊側に伝達することなどを要望しました。