国道10号を利用するドライバーや地域の人たちに交通安全や防犯意識を高めてもらおうと、大分県警の杵築日出警察署が20日、電光掲示板を設置しました。

警察署に設置された縦型の電光掲示板は長さ2メートルで、大きな文字で交通安全や特殊詐欺の被害防止に関する情報が夜間も表示され、注意を呼びかけます。24時間稼働させるかどうかは現在、検討中ということです。

20日は点灯式のあと、電光掲示板を寄せた運送会社に対し、感謝状が送られました。

ところで、大分県内の特殊詐欺の被害額は今年に入り、すでに1億円を超えています。

詐欺犯やグループの最近の目立つ手口は、宝くじや老人ホームの名義貸し、あるいは公共料金の未払いなどの名目で電話をかけてきたり、パソコンを悪用した、ウイルス感染の表示などです。 

県警では、いろんな手口で現金をだまし取ろうとする詐欺犯は話術も巧妙で、コンビニエンスストアでの電子マネーへの交換や、ATMから現金を振り込ませたり、現金書留の送金などへ誘導させるので、被害にあわないためにすぐに家族や知人、警察に必ず相談するよう注意を呼びかけています。