大分県内を始め全国で鳥インフルエンザが相次いで発生していることを受けて、県は養鶏農家への消石灰の配布を再開しました。

26日は杵築市の県北部家畜市場で、ニワトリを100羽以上飼育している9か所の養鶏農家に、消毒用の消石灰が配られました。

高病原性鳥インフルエンザは今シーズン、全国で発生が相次いでいて、26日までに25の道と県であわせて66例が確認されています。

(養鶏農家)「近くに迫っているのではと日々感じている。とにかく予防対策を徹底するしかない」

(県宇佐家畜保健衛生所・木本裕嗣所長)「鳥インフルエンザが農場に入らないように、警戒を高めて衛生対策をしっかりして欲しい」

県内では1月17日、佐伯市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生が確認され、関連農場を含め5万5000羽が殺処分されています。

翌18日には防疫措置が完了し、早ければ1月29日にも「搬出制限区域」が、2月9日にも「移動制限区域」が解除されます。