大分県内では大雪や暴風のピークは超えたものの、引き続き25日昼前にかけて雪や凍結による交通への影響や低温による水道管の凍結などに注意が必要です。

九州北部は上空に氷点下12度以下の寒気が流れ込んで強い冬型の気圧配置となっていて、26日にかけて厳しい冷え込みが続く見込みです。

大分県内もこの冬一番の寒気で24日朝から各地で断続的に雪が降り、午前3時現在日田市で5センチ、中津市で1センチの積雪が観測されています。

別府市では24日、62歳の男性が道路上の倒木を撤去しようとしていたところ、別の木が倒れて当たり頭などを強く打って死亡したほか、90代の女性が強風にあおられて転倒し軽いけがをしました。

この雪の影響で午前8時現在、東九州道と大分道は大分インターから福岡方面が通行止めになっているほか、国道10号や210号の1部が除雪作業のため全面通行止めになっています。また空の便は滑走路の積雪のため大分空港を発着する日本航空や全日空などで午前中の便の欠航が決まっています。

大分県内のJRや大分市内の路線バスは始発から通常運行に戻っていますが、別府市内の亀の井バスは道路の凍結などにより始発から路線バスの運行を見合わせています。
フェリー各社は午前中の便から順次運航を開始する予定です。

大分県内の大雪や暴風はピークを超え警報は全て解除されましたが、気象台は26日にかけて厳しい冷え込みが続くとして雪や凍結による交通障害、農作物や施設の管理、水道管の凍結に注意するよう呼びかけています。