大分県内で新たに2496人の新型コロナ感染を確認。感染拡大に伴い救急搬送にも影響が。患者の搬送先がすぐに決まらないケースが1週間で79件と過去最多を更新しています。

新たに感染が確認された2496人の年代別の陽性者数は、0歳が28人、1~4歳が87人、5~9歳が105人、10代が253人、20代が373人、30代が303人、40代が382人、50代が335人、60~64歳が136人、65~69歳が107人、70代が177人、80代が126人、90歳以上が84人です。

40代が最も多く20代・50代と続いてます。保健所への報告対象となったのは731人でそのうち10人が中等症です。

また、80代の5人、90歳以上の3人が死亡。クラスターは9件で、高齢者施設5件(国東市1件、大分市1件、日田市1件、宇佐市2件)、医療機関4件(大分市1件、佐伯市1件、日田市1件、杵築市1件)で発生が確認されています。

感染拡大により救急患者の搬送先がすぐに決まらないケースが増加しています。

(大分市消防局救急救命課・堤裕之グループリーダー)「数的にはやはり今までで一番多い状況です。一刻も早く搬送してあげたいので、救急隊員もその辺で負担を感じることがあると思う」

県によりますと、救急車の現場滞在時間が30分以上などとなった救急搬送困難事案は1月8日までの1週間で79件となり、過去最多を更新。通報から搬送まで最長で2時間47分かかっています。大分市消防局では受け入れ可能かどうか医療機関への照会に30回かかったケースもありました。

(堤裕之グループリーダー)「大分市の統計の中では過去最高、感染拡大の中で交渉回数が増えているというのがあるので基本ではあるが感染防止の徹底をしてもらいたい」