大分県日出町の畑でイノシシを仕留めて高齢男性を助けた猟友会の会員に警察から感謝状が贈られました。

杵築日出警察署から感謝状が贈られたのは大分県日出町の自営業、吉用悦康さん(72)です。吉用さんは10月、日出町の畑でイノシシに襲われている80代の男性を発見しました。地元の猟友会に所属する吉用さんは持っていたモリで体長およそ1メートル20センチのイノシシを仕留めて軽いけがをした男性を救助しました。梶原正勝署長は「適切且つ迅速な行動で素晴らしい対応をしていただいた」と感謝を述べました。

(吉用悦康さん)「署長さんからこんなものをもらって俺でいいのかなと思った。本当に嬉しい。とにかく助けないとということだけしか頭になかった(男性が無事で)ホッとした」

環境省によりますと、今年4月から10月末までにイノシシによるけが人は全国で33人にのぼっているということです。