災害が発生した際に派遣される福祉チーム「大分DWAT」を対象にした研修会が大分市で開かれ、参加者が車中泊のサポートについて学びました。

この研修会は、介護福祉士や社会福祉士などの専門スタッフを対象に被災者支援について理解を深めてもらおうと、大分県などが実施しました。

県内では大規模災害時に備え、福祉専門職で構成される県災害派遣福祉チーム「大分DWAT」を組織していて、10日はメンバーら25人が車中泊をテーマにした研修会に参加しました。

参加者は実際に車両を使い、被災者のエコノミークラス症候群の予防方法やメンタルケアの声かけなど、車中泊で必要な避難者支援について体験しました。

(参加者)「研修に参加し、それが実際の現場でいきていけばいいと思っています」「実際に体験して難しいところもあったので、DWATでいろいろな連携が組めるように考えていかないといけない」

(県福祉保健企画課・後藤辰徳さん)「いざ発災したときに、想定以外のことも起きると思います。そういった中で臨機応変にDWATとして支援ができるようにつなげていきたい」

「大分DWAT」には現在およそ270人が所属していて、県は大規模災害に備え、さらにメンバーを増やしていきたいとしています。